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2025.08.19
インプラントのメンテナンスとは?お手入れ方法や通院頻度を解説
▼目次
1. インプラント後のメンテナンスが必要な理由と重要性
2. インプラント治療後のメンテナンスの通院頻度
3. 自宅でできるインプラントのお手入れ方法
4. 西宮市甲子園口の歯医者 あしかり歯科クリニックのインプラント治療
インプラントは、失った歯を補う治療法として広く知られており、見た目や噛む力の回復が期待できる治療法です。
しかし、治療後のケアが不十分だと、思わぬトラブルにつながることがあります。
特にメンテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」といった深刻な状態に進行する可能性もあるため、注意が必要です。
今回は、インプラントのメンテナンスがなぜ重要なのか、自宅でできるお手入れ方法、そして治療後の通院頻度について解説します。
1. インプラント後のメンテナンスが必要な理由と重要性
インプラント治療は、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。見た目や機能が天然歯に近いことが魅力ですが、天然歯と同様に、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、インプラントのメンテナンスがなぜ重要なのか、その理由を解説します。
①インプラント周囲炎の予防
インプラントの周囲に炎症が起きる「インプラント周囲炎」は、進行するとインプラントを支える骨が溶け、最終的にはインプラントが脱落してしまうこともあります。
こうしたリスクを防ぐには、毎日の丁寧なケアと、歯医者での定期的なチェックが欠かせません。
②インプラントの長期維持
毎日の丁寧なケアと定期的なメンテナンスは、インプラントを長く使い続けるために欠かせません。
清掃を怠ると、周囲の組織に負担がかかり、装置の劣化や不調の原因になることがあります。
③早期トラブルの発見につながる
定期的な通院により、インプラント周囲の異変やトラブルを早い段階で見つけやすくなります。
ネジの緩みや噛み合わせのズレなど、見た目では気づきにくい問題も、歯科医師によるチェックで対応しやすくなります。
④周囲の天然歯の健康維持
インプラントの周囲にある天然歯も、ケアが不十分だとむし歯や歯周病のリスクが高まりやすくなります。
インプラントだけでなく、口腔内全体の健康を意識したケアが大切です。
インプラントを長く良好な状態で維持するためには、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスの両方を習慣づけていくことが大切です。
2. インプラント治療後のメンテナンスの通院頻度
インプラントを長く安定して使うためには、定期的な歯医者でのメンテナンスが欠かせません。通院頻度は個人の状態によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
①治療後1年以内
インプラントが顎の骨にしっかり結合しているか、周囲に炎症がないかを慎重に確認する期間です。この間は3ヶ月に1回程度の通院が推奨されます。
②治療後1年以降
問題がなければ、半年に1回のメンテナンスが一般的です。クリーニングに加え、噛み合わせや骨の状態、人工歯の摩耗もチェックします。
③トラブルが見つかった場合
出血や腫れ、噛み合わせの違和感があるときは、早めに受診しましょう。放置するとインプラント周囲炎が進行し、インプラントの脱落につながるおそれがあります。
④全身疾患がある方や喫煙者
糖尿病などの全身疾患を持つ方や喫煙習慣がある方は、炎症リスクが高まりやすいため、2〜3ヶ月ごとの通院が推奨されることがあります。
インプラント治療は、定期的なチェックと専門的なクリーニングによって、長期的な性能維持が期待できます。症状が現れる前に通院することが、トラブルのリスクを抑え、インプラントを長持ちさせるためのポイントです。
3. 自宅でできるインプラントのお手入れ方法
インプラントは人工物ですが、天然歯と同じように丁寧なケアが欠かせません。特に「インプラント周囲炎」を防ぐには、毎日のセルフケアが重要です。
ここでは、日常生活の中で意識したい自宅でのケア方法を解説します。
①正しい歯磨きの実践
インプラントを含むすべての歯を、毛先の柔らかい歯ブラシで丁寧に磨くことが基本です。特にインプラントと歯ぐきの境目はプラークが溜まりやすいため、力を入れすぎず、優しくブラッシングしましょう。
②フロスや歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは届きにくい部分は、フロスや歯間ブラシを使って清掃します。インプラントの周囲は汚れが溜まりやすいため、毎日の使用が効果的です。インプラント専用のケアグッズもあるので、用途に合ったものを選びましょう。
➂舌や粘膜のケア
インプラントの健康維持には、口腔内全体の清潔を保つことも重要です。舌ブラシなどを使って舌苔を除去し、口臭予防にもつなげましょう。
④うがい薬の併用
殺菌作用のあるマウスウォッシュを使うことで、口腔内の細菌を減らし、インプラント周囲の炎症予防に役立ちます。刺激を抑えたい場合は、アルコールフリーのタイプを選ぶとよいでしょう。
⑤定期的なセルフチェック
歯ぐきの腫れや出血、インプラント周囲の違和感などがないか、日々確認することも大切です。異常を感じたらすぐに歯科医師に相談しましょう。
⑥生活習慣の見直し
喫煙や過度な飲酒、強い食いしばりなどは、インプラントの寿命を縮める要因となることがあるため、できるだけ控えるようにしましょう。
日々のセルフケアはインプラントを守る基本です。習慣化することで、健康な状態を保ちやすくなるでしょう。
4. 西宮市甲子園口の歯医者 あしかり歯科クリニックのインプラント治療
兵庫県西宮市甲子園口の歯医者「あしかり歯科クリニック」では、患者さん一人ひとりの状態やライフスタイルに寄り添い、将来を見据えたインプラント治療をご提案しています。
歯を失った場合の選択肢の一つとして検討されるインプラント治療には高い専門性と診断力が求められます。当院では、治療歴25年以上、年間インプラント治療実績100本以上の豊富な症例経験から、事前のカウンセリングから治療後のメンテナンスまで一貫して対応。患者さんにとって納得のいく治療が受けられるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。
また、診断の精度と治療の安全性を高めるため、歯科用CTや高性能な医療機器を導入。骨の状態や神経の位置を立体的に把握し、インプラント治療の可否やリスクを事前にしっかりと見極めたうえで、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。
<あしかり歯科クリニックのインプラント治療>
①精密な診断と納得のいくカウンセリング
インプラントは見た目の回復だけでなく、「しっかり噛める機能」を取り戻すための治療です。当院では、CT撮影をもとに骨量や骨質、神経の位置などを詳細に確認し、患者さんの状態に合った治療計画を立案。専門用語をかみくだいてご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めています。
②痛みや不安への丁寧な配慮
手術に対する不安を少しでも軽減できるよう、麻酔の方法や治療の流れについてもしっかりご説明。必要に応じて、麻酔の種類も柔軟に対応します。術後の痛みや腫れをできる限り抑えるため、患者さんの体調や生活スタイルも踏まえて、無理のないスケジュールを提案します。
③一人ひとりに合わせた柔軟な治療方針
「インプラントがすべての方に適している」とは限りません。当院では、ブリッジや入れ歯など他の治療法と比較しながら、患者さんにとって最適な選択肢を一緒に考えます。無理にインプラントを勧めることはせず、将来の健康やメンテナンス性を重視したうえで、納得いただける治療をご提案しています。
インプラント治療は、治療の内容や進め方によって、その後の食生活が変わる選択です。
西宮市・甲子園口周辺でインプラント治療をご検討の方は、あしかり歯科クリニックへご相談ください。
▼あしかり歯科クリニックのインプラント治療について
まとめ
インプラントは、正しいケアを続けることで長期間の使用が期待できます。自宅での丁寧な歯磨きと、歯医者での定期的なメンテナンスを習慣にすることが、トラブル予防と寿命延長のカギです。特にインプラント周囲炎の予防には、早期発見と日々のセルフケアが欠かせません。
兵庫県西宮市甲子園口周辺でインプラントのメンテナンスについてお悩みの方は、あしかり歯科クリニックへご相談ください。
監修:院長 芦刈貴光
略歴
平成12年 大阪大学歯学部 卒業
平成12年 大阪大学歯学部付属病院
歯科保存科 勤務
平成14年 大阪市の大型歯科医院
副院長として勤務
平成20年 あしかり歯科クリニック 開院
平成28年 医療法人あしかり歯科クリニック 設立
資格
厚生省認可臨床研修指導医
所属学会等
西宮市歯科医師会