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2025.07.22
インプラントとセラミック、どっちを選ぶ?治療の違いと選び方のポイント
▼目次
1. インプラントとセラミックの基本的な違いとは
2. インプラントとセラミック 治療期間と通院回数の違い
3. インプラントとセラミック 選び方と注意点
4. 西宮市甲子園口の歯医者 あしかり歯科クリニックのインプラント治療
歯科治療で「インプラント」と「セラミック」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、その違いや特徴を詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。インプラントは人工の歯根を埋め込む治療法で、セラミックは主に被せ物の素材として使われます。どちらも特徴が異なり、治療期間や費用、体への負担など、検討すべきポイントは多岐にわたります。
今回は、インプラントとセラミックの基本的な違いや治療期間、選び方のポイントについて詳しく解説します。
1. インプラントとセラミックの基本的な違いとは
インプラントとセラミックは、目的や構造に大きな違いがあります。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
①インプラントの特徴
インプラントは、歯を失った部分にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
天然の歯の根に代わる構造を持つため、噛む力をしっかり支えられ、見た目や機能も自然な歯に近づけることが期待できます。
②セラミックの特徴
セラミック治療は、歯の根が残っていることが前提で、主に見た目や強度を改善するための補綴(ほてつ)治療です。
むし歯や破折した歯の上に被せる「被せ物」として使われることが多いです。
③適応されるケースの違い
インプラントは「歯そのものを失った場合」、セラミックは「歯の根が残っていて、被せ物で補える場合」に選ばれます。歯の根の状態が選択の大きな分かれ目です。
どちらの治療も見た目に配慮された選択肢ですが、機能面や治療法の違いを理解しておくことが大切です。
2. インプラントとセラミック 治療期間と通院回数の違い
インプラントとセラミックでは、治療期間や通院回数が大きく異なります。
治療方法の違いによって、身体への負担や日常生活への影響も変わってくるため、事前にしっかり把握しておくことが大切です。
ここでは、それぞれの治療期間や通院の目安について詳しく解説します。
①インプラントの治療期間と通院回数
インプラント治療では、まず歯科用CTなどで精密検査を行い、骨の状態を確認した上で手術を行います。
手術後は人工歯根が骨にしっかり定着するまで、通常3〜6ヶ月程度の治癒期間が必要です。
治療全体の期間は3〜9ヶ月程度となることが多く、初診から検査、手術、経過観察、被せ物装着まで複数回の通院が必要になります。
②セラミックの治療期間と通院回数
セラミック治療は、むし歯の除去や歯の形成を行った後に型取りをし、セラミックの被せ物を作製して装着します。
外科的な治癒期間が不要なため、治療期間は1週間から1ヶ月程度で完了することが多く、通院回数は2~3回程度が一般的でしょう。
このように、治療期間や通院回数にも明確な違いがあるため、ライフスタイルや口腔内の状態に応じた選択が必要です。
3. インプラントとセラミック 選び方と注意点
インプラントとセラミックのどちらを選ぶべきかは、口腔内の状態はもちろん、ライフスタイルや予算などによっても大きく異なります。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った治療を選ぶことが大切です。
ここでは、治療法を選ぶ際のポイントと注意点について解説します。
①歯の状態から選ぶ
歯の根まで失っている場合は、人工の歯根を埋め込むインプラント治療が適しています。
一方、歯の根がしっかり残っており補修が可能な場合には、セラミックによる被せ物で対応できるケースもあります。
ただし、インプラントは骨に埋め込む治療のため、骨の状態によっては治療が難しくなることもあります。
②費用面を考慮する
治療費には幅がありますが、一般的にはセラミックもインプラントも自費治療になる場合が多いでしょう。金額は治療内容や歯科医院によって異なるため、事前に見積もりや説明をしっかり受けることが大切です。
③治療後のメンテナンス
どちらの治療法でも、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
特にインプラントは、歯周病に似た「インプラント周囲炎」を防ぐために、より丁寧なケアが求められます。
④治療時間の確保が可能か
短期間で治療を終えたい方には、セラミックのほうが負担が少ない場合があります。
一方、インプラントは治療期間が長くなることが多いため、事前にしっかりと治療計画を立てることが重要です。
⑤全身の健康状態を考慮
糖尿病や骨粗鬆症などの持病がある方は、インプラント治療が難しい場合もあります。歯科医師による全身状態の評価が必要です。
治療選びは総合的な判断が必要なため、まずは歯科医師に相談して最適な方法を見つけましょう。
4. 西宮市甲子園口の歯医者 あしかり歯科クリニックのインプラント治療
兵庫県西宮市甲子園口の歯医者「あしかり歯科クリニック」では、患者さん一人ひとりの状態やライフスタイルに寄り添い、将来を見据えたインプラント治療をご提案しています。
歯を失った場合の選択肢の一つとして検討されるインプラント治療には高い専門性と診断力が求められます。当院では、治療歴25年以上、年間インプラント治療実績100本以上の豊富な症例経験から、事前のカウンセリングから治療後のメンテナンスまで一貫して対応。患者さんにとって納得のいく治療が受けられるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。
また、診断の精度と治療の安全性を高めるため、歯科用CTや高性能な医療機器を導入。骨の状態や神経の位置を立体的に把握し、インプラント治療の可否やリスクを事前にしっかりと見極めたうえで、一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。
<あしかり歯科クリニックのインプラント治療>
①精密な診断と納得のいくカウンセリング
インプラントは見た目の回復だけでなく、「しっかり噛める機能」を取り戻すための治療です。当院では、CT撮影をもとに骨量や骨質、神経の位置などを詳細に確認し、患者さんの状態に合った治療計画を立案。専門用語をかみくだいてご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めています。
②痛みや不安への丁寧な配慮
手術に対する不安を少しでも軽減できるよう、麻酔の方法や治療の流れについてもしっかりご説明。必要に応じて、麻酔の種類も柔軟に対応します。術後の痛みや腫れをできる限り抑えるため、患者さんの体調や生活スタイルも踏まえて、無理のないスケジュールを提案します。
③一人ひとりに合わせた柔軟な治療方針
「インプラントがすべての方に適している」とは限りません。当院では、ブリッジや入れ歯など他の治療法と比較しながら、患者さんにとって最適な選択肢を一緒に考えます。無理にインプラントを勧めることはせず、将来の健康やメンテナンス性を重視したうえで、納得いただける治療をご提案しています。
インプラント治療は、治療の内容や進め方によって、その後の食生活が変わる選択です。
西宮市・甲子園口周辺でインプラント治療をご検討の方は、あしかり歯科クリニックへご相談ください。
▼あしかり歯科クリニックのインプラント治療について
まとめ
インプラントとセラミックは、目的や治療方法、治療期間、費用、リスクなど、さまざまな点で違いがあります。どちらが適しているかは、歯の状態やライフスタイル、体調などによって異なります。治療前には、各治療の特徴をよく理解し、歯科医師と十分に相談して自分にとって最適な方法を選びましょう。
西宮市・甲子園口周辺でインプラントやセラミックによる治療をご検討中の方は、あしかり歯科クリニックへご相談ください。
監修:院長 芦刈貴光
略歴
平成12年 大阪大学歯学部 卒業
平成12年 大阪大学歯学部付属病院
歯科保存科 勤務
平成14年 大阪市の大型歯科医院
副院長として勤務
平成20年 あしかり歯科クリニック 開院
平成28年 医療法人あしかり歯科クリニック 設立
資格
厚生省認可臨床研修指導医
所属学会等
西宮市歯科医師会